研修に関わる業務がDスタ導入で緩和!職員とのコミュニケーションが増加!!
- 課題
- 研修の準備に時間と手間がかかっていた
- 研修進捗の状況把握が困難
- 医療知識の有無でご利用者への気づきに差が生じていた
- 解決策
- 法定研修に加えて、医療に特化した研修サービスの導入
- 職員の進捗具合を役職者が簡単に把握できる
- 介護職員が医療を学ぶ機会の提供
- 効果
- 施設長の時間の使い方が変わり、職員とのコミュニケーションの時間が増えた
- 同じ知識を得た職員が良い品質の介護サービスを提供する仕組み作りができる
導入に至るまで
ー導入前の状況を教えてください
コロナ以前は法定研修の年間計画をリーダー会議で日時・内容等を決めて実施していました。研修内容は担当者が作成しており、業務時間内外で作成するなど研修を実施するまでに時間がかなりかかっていました。また、全ての職員が参加するには日程の調整も非常に難しく、当日参加出来ない職員への伝達方法なども含めて課題がありました。
コロナ禍では密な状況を避ける為、集合しての研修が難しくなっていました。そこで、施設内でネット環境を使用した情報共有システムを活用して、研修資料や動画を共有し研修を行っていましたが、資料の準備や各自の研修進捗を把握することには課題が残っていました。
法定研修の進捗管理は、レポートを手書きやワードで作成し、スプレッドシートで一元管理をしていました。ただ、加工に手間がかかり法定研修の進捗管理は大変でした。
現場では、ご利用者様に対する職員の気づきの部分で医療知識があるかないかで差が生じていました。介護職員の「いつもと何かが違う」の感覚に、専門的な知識が加わることで良い気づきに繋がったり、報告の仕方に変化が生じるのではないかと思っています。
元々ドクターメイトのサービスを導入しており、オンライン研修に興味を持っていた中、研修システムのサービスを開発、開始している事を担当より伺い楽しみにしていました。
ーDスタを初めて聞いた時の感想を教えてください
他法定研修に加えて、介護を行う上で必要な医療知識を学べるような仕組みがあることで、他社システムとは理念やコンセプトに明確な違いがあり、期待を持ちました。
職員が医療知識を持っているのと持っていないのとでは、ご利用者様の変化への気づきに差が生まれ、「いつもとどう違うのか」など専門的な知識が判断の軸になります。経験に知識が加わることで報告に変化が出てくるので、介護職員が医療知識を学べることは魅力的だと感じました。
ただ、法人内で複数の事業運営を行っており、既に別のシステムを導入している事業所もあるため、導入に当たっては既存システムとDスタとの違いについて説明をする必要はありました。
特別養護老人ホームにおいて医療依存度が高まっている現状や、キャリアパス研修で介護の質を担保していくという事業目標と合致するDスタの特徴を伝える事で理解が得ることができ導入に至りました。
ー導入に際して期待していたことを教えてください
研修開催にかかる事前準備時間の軽減や、研修進捗の状況把握管理業務の効率化を期待していました。
目の前の業務だけに終始するのではでなく、2023年の事業目標として、「介護の質の保障を掲げ取り組みを進めていく事」を考えています。
Dスタを導入することで法定研修に加え、キャリアパス研修として、医療や介護に対する基本的な知識など段階的な学びを得られるようになると思っています。そうすると施設として、同じ知識を得た職員が介護サービスを提供する仕組みを作る事が出来るようになると期待しています。
さらに、メディアでの記事掲載や介護現場から施設運営まで携わられている中浜 崇之さんも監修されている事に加えて、Dスタは日中医療相談・夜間オンコール代行™️を提供していく中で蓄積された相談実績を元にして開発されたサービスということもあり、形だけの研修ではなく施設のニーズに沿った内容になるとも思っていました。
また、職員に医療知識が身につくことで、看護師がいない状況で介護職員が医療についての対応ができるようになればいいとも期待しています。Dスタはレベルごとに動画が分かれているので、まずは全員レベル1を最低限見て習得し、評価軸を合わせることができるようになる、かつ、「共通言語」を施設として持つことができる仕組みなのではないかと期待しています。
ー導入するにあたって不安なことはありましたか?
ドクターメイトがこれまで行ってきた日中医療相談・夜間オンコール代行™️とは違うサービスだったので、どの様な構成・システムになるのかについてはイメージがつかみ辛い部分はありました。
ただ、日中医療相談のアプリケーションソフトが操作性や画面のイメージ等について非常に扱いやすかったので、Dスタも同様に操作性などは問題無いとは思っていました。
正直、使いこなせないという不安はありませんでした。使い切る、やると意思決定すればやれると思っているので、むしろどうすればいかにやり切れるかを考えています。
導入後の変化
ー導入に向けて準備していたことを教えてください
動画視聴をするにあたって必要となるパソコンや携帯端末については、ケア記録や見守り支援機器の導入の際にある程度の種類と台数を準備出来ていました。
ただ、Dスタで勉強する「時間」を就業時間の中で用意をする必要はありました。ユニットリーダーにケアの状況を確認させ、すきま時間での視聴の促しやパート職員等には視聴する為の時間を作る等して視聴しやすい環境を作る準備をしました。
初めて導入するサービスという事もあり、施設長の他にも、生活相談員、施設ケアマネにDスタの管理権限を与え、取り組み状況を確認しながらサポートをする体制を整えました。ユニットリーダーについては、利用促進のリーダー的な役割を担う部分もありますが、研修を受ける受講生でもある為、管理側に回るよりも積極的に受講し、状況を他の職員へ共有する役割を担ってもらいました。
ー導入直後の職員の皆様の反応を教えてください
コロナ禍でオンライン研修は行っていたので、Dスタの動画を見ることについては、比較的円滑でした。しかし、時間の作り方は職員間での差が出てしまっていました。
それでもDスタの動画は5分程度の短時間で区切って気軽に視聴できることが分かると視聴後の報告書は早く提出されるようになりました。すきま時間で視聴をするにあたって、動画の時間が短いこと、再生スピードを変更できることは喜ばれています。
ー導入してみての所感を教えてください
アカウント数で金額が決まるわけではないので、全職員に受けてもらえる点は改めて魅力の1つだと思います。アカウントを全職員分発行することで、全職員が少なくとも最低限、初任者研修レベルの知識と技術を習得している状態を作り、介護の質を担保していくことも導入の目的であったため、重要な観点だと思います。
ー導入されてまもないですが、行動の変化などはありますか?
まだ導入後間もない事もあり、職員のスキルアップとまでは言えませんが【4月の法定研修を接遇マナーとプライバシーの保護の取り組みに関する研修】に設定していたので、職員の言葉かけがいつも以上に丁寧な気がします。
導入以前は、研修を実施するにあたり、企画・準備・進捗管理まで行っていましたが、進捗管理とサポートだけになったので、明らかに私の時間の使い方が変わりました。また、進捗管理についても視聴状況や報告書の提出状況も一覧で確認する事ができるため、非常に把握しやすくなりました。
その結果、業務過多が緩和され職員とのコミュニケーションに時間を割けるようになりました。当然、まだまだ、職員と楽しむために時間を割いていきたいと思っています。
ちなみに、最近は施設内テラスのレイアウトを変えたり、そこでカラオケを流してみたりした結果、ご家族も活用してくれたので、非常によかったなと思っています。
ー最後にDスタの導入を検討されている施設様にコメントをいただきたいです
いい介護を目指すことは介護に関わる全員の使命です。いい介護に終わりはありません。介護保険事業者は、どの職員が対応したとしても安心安全であることと、自律的な支援ができている必要があります。そのためにはいい技術、知識を持った人を育てなければなりません。だからこそ、介護現場ではパートさんであっても、正職員であっても同様だと考えています。だからこそ、医療依存度が高くなる中で、全職員が医療知識を学べる機会を整えるためにも導入しました。
もし、導入を悩まれている理由が金額なら、導入するべきだと思います。導入するサービスの本質がいいと思い、抱えている課題も解決すると思うのであればやった方がいいと思います。その際に、導入している施設の声が聞きたいのであれば、お話しさせていただくのでご相談ください。
ーありがとうございました。