人事・教育担当者の8割以上「新人・若手の早期戦力化は重要な課題」
新人や若手社員をいかに早く戦力化するか。これはどの業界でも重要な課題として位置づけられています。
実際に株式会社日本能率協会マネジメントセンターが行ったアンケート調査でも8割強が「新人・若手の早期戦力化」を重要な課題ととらえており、新人・若手研修の見直しを検討、もしくは検討を予定していることがわかりました。
早期に戦力化して企業の成長につなげたい
「『新人・若手社員の早期戦力化』というテーマをどう位置付けているか」という質問に対し、47.1%が「とても重要な課題」と回答、約85%が「とても重要な課題」「重要な課題」と位置付けていることがわかりました。新人・若手社員もゆっくり時間をかけて育てる対象ではなく、早期に戦力化して企業の成長につなげたいと多くの企業が考えている現状が明らかになりました。
新人の育成に関して強化が必要と感じるものは何かという質問に対しては、1位が働くうえでの土台ともいえる「成長意欲を持ち、必要な経験を自ら開拓する」(70.0%)となりました。2位は「目的を設定し確実に行動する(やり抜く、挑戦する)」(56.%)、次いで「働くことの意味・目的を考えて行動する」(52.9%)。
「働くことの意味・目的を考えて行動する」は人生100年時代におけるキャリア自律へもつながる課題です。新人・若手社員に関してこの課題が上位に挙がったことに対して、彼らへの期待と、一方で新人・若手社員にも自律的なキャリア意識をもって成長してもらわざるを得ないという会社の危機感を感じられる結果となりました。
コロナ禍を経て、さらに新人や若手の早期戦力化が進む
また、同社調査の2021年11月の回答と比較してみると「成長意欲を持ち、必要な経験を自ら開拓する(+12.6%)」「ビジネスマナーなどの仕事の基本習得(-12.3%)」「目的を設定し確実に行動する(やり抜く、挑戦する)(+8.1%)」「企業理念の理解(+5.9%)」「社内の人間関係構築(+5.4%)」などが昨年度に比べ大きく数字が変化した項目となっており、コロナ禍を経て、さらに新人や若手の早期戦力化が企業で進んでいることが明らかとなりました。
これらの課題解決につなげるため、新人・若手社員研修の見直しを今後行っていく予定か聞いてみると、8割超がすでに見直し済み、もしくは検討中、検討予定と回答。新人・若手社員の早期戦力化に向けて、より良い研修のために思考錯誤を続ける人事担当者の現状が明らかになりました。
日本能率協会マネジメントセンター プレスリリース
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