就業者の満足度 「労働環境の整備」「適切な教育・研修」が改善のカギ
介護施設で働くスタッフたちの満足度を上げるには何が必要でしょうか。株式会社シーグリーンは、全国の介護関連施設を対象に「就業者の満足度向上の課題発見調査」を実施、その結果を発表しました。その内容をご紹介します。
調査期間は2023年9月15日～10月20日まで、全国の330の介護老人保健施設、軽費老人ホーム、小規模多機能型居宅介護、短期入所生活介護（ショートステイ）、通所介護（デイサービス）、特別養護老人ホーム、認知症対応型共同生活介護（グループホーム）、訪問介護・訪問看護、有料老人ホーム、養護老人ホームの330名が回答。
「就業者の満足度を改善するために必要な事はどんなことだとお考えですか？」との問い最も多かった回答は「働きやすい労働環境の整備」（73.0％）となりました。事業所別で見ると「適切な教育・研修の提供」「業務の適切な配分と負担軽減」も必要であることが見えてきました。
また、役職別で同質問を見ると部長／部門長／エリアマネージャークラスでは、「働きやすい労働環境の整備」（68.4％）、「適切な教育・研修の提供」（68.4％）、「従業員が納得できる評価の仕組み」（73.7％）、「業務の適切な配分と負担軽減」（84.2％）と多くの項目で高い数値を示しており、改善点に関する危機感の高さが伺えました。
施設長／課長／マネージャークラス、主任／係長／チームリーダークラスになると、「適切な教育・研修の提供」への数値が高くなり、現場に近い人ほど教育や研修の必要性を実感していることが明らかとなりました。
株式会社シーグリーン プレスリリース
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