新しい介護技術などを研修受講者は勤続意向、仕事への意欲度、満足度が高まる傾向に
「評価・処遇」に関する施設評価項目全般がより高くなる傾向も
介護業界では深刻な人手不足を背景に、職場の環境整備が進められています。みなさんは現在の職場での仕事や環境に満足しているでしょうか。株式会社リクルートキャリアが介護サービス業で働く人たちを対象に、研修受講有無による満足度の変化調査を行っています。
新しい介護技術の研修等の「技術・スキル研修」とモチベーション研修など「技術・スキル以外の研修」の受講の両方を受講した人の勤続意向(58.7%)は未受講者より27.2ポイント高く、仕事への意欲度(74.0%)も同様に 21.7ポイント高いことが分かりました。また、満足度は、両方を受講した人が54.8%と最も高く、「技術・スキル以外の研修」のみを受講、両方とも未受講 より18.0ポイント高くなっていました。新しい介護技術の研修等の「技術・スキル研修」とモチベーション研修など「技術・スキル以外の研修」の両方を受講すると、「職員が必要な能力や技術を身につけるための制度や仕組みが整っている」をはじめ、 メンバー育成、福利厚生、働き方を含めた「評価・処遇」に関する施設評価項目全般がより高くなる傾向が見られました。
リクルートキャリア「介護サービス業で働く人の満足度調査」をもとにドクターメイトで作成
上司のサポートが満足度に大きく関わる
同調査では介護施設に対する評価と満足度の関係も調査しています。
満足度との相関係数を見ると
1.あなたの上司は、何かあったときに職員を守ってくれる
2.あなたの上司は、職員一人ひとりの能力や持ち味をしっかりとつかんでいる
3.職員が楽しそうに仕事をしている
4.あなたの上司は、結果だけでなく職員の努力やプロセスを評価している
5.経営層(理事長、施設長等)の判断は従業員の信頼を得ている
と、上司のサポートが大きく関わっていることが明らかとなりました。
この結果から、上司となるリーダーのマネジメントスキルやコミュニケーションスキルがとても重要であること、さらにはスタッフへの負担軽減とモチベーションアップが欠かせないことが明らかとなりました。ぜひこれらの結果をご自身の施設運営、人材育成の参考にされてみてください。
リクルートキャリア「介護サービス業で働く人の満足度調査」
\職員教育をeラーニングで仕組み化/
\人的コストが大きい研修準備業務を大幅カット/
ドクターメイトの
介護職員向け医療教育サービス「Dスタ」
Dスタは介護職員向け1回5分の動画研修サービス。
5万件の医療相談をもとにした研修内容だから、現場ですぐ役立つ介護・医療知識が身に付きます。